Tsukuba DTM blog

筑波大学作曲サークル DTM Lab. のブログ

UK Hardcoreの厚いベースを作る(12/21)

はじめに

こんにちは。HyfoliAです。この記事が公開される日には試験を3科目受けていると思います。非常に時間がない(いつも時間がないって言ってる気がする)

Twitter : Hakubun/HyfoliA

今回はUK Hardcore、Happy Hardcoreなどで使われるような存在感のある太いBassを作ろうと思います。HardcoreというとKickのバリエーションが豊富なイメージがあるのでBassに対する印象は薄いかもしれませんが、BassもKickと同等に大事な要素になります。UK Hardcoreの場合、Youtubeで検索してもBassについて触れている動画が少ないので参考になれば幸いです。

Bass作り

今回はXfer Serumを使って作ります。もはや有名すぎて説明する必要もないくらいですが、Bassを作るのに適したシンセだと思います(雑)。今回はSerumに初めから入っているプリセットを使い、Serum以外に有料のプラグイン(エフェクト)は使いません。 使用するDAWFL Studio、ノートはF3(ファ)の音を使います。

メインの音作り

まずは基本となる波形づくりから。 あらかじめオシレーターを1オクターブ下げておきます。 まず、オシレーターAでAnalog>Basic Miniを選択します。この音が一番芯になる音です。Detuneを0、Unisonを8、位相のずれをなくすためにRandを0にして太い音にします。 次にオシレーターBでDegital>Evol Sweepを選択します。Randを0、ウェーブテーブルポジション (WT POS)を170あたりにしておきましょう。音量を50%にします。 フィルター(ローパスフィルター)もかけておきます。レゾナンス(RES)を低め、CUTOFFを約8kHz、DRIVEとFATを35%あたりにします。カットオフに関しては使うキーによって調整したほうがいいと思います。

エフェクト

FXに含まれるエフェクトをかけていきます。HYPER、COMPRESSOR、EQの順で適用します。 HYPER : MIX 25% COMPRESSOR : THRESH -15dB, RATIO 4:1, H 129% M 124% L 160% EQ : (LP)FREQ 7kHz, Q 28%

完成

この後にDAW付属のオーバードライブとみんな大好きOTTで若干修正しました。この辺は好みなので曲に合わせて変えるいいと思います。 完成はこんな感じになります。

まとめ

今回はSerumでBassを作ってみました。やはりSerumはいい音が作りやすくて素晴らしいですね。皆さんも是非作ってみてください。そのうちVitalでもBassを簡単に作れるようにしたいです。Vitalは無料で使い勝手がいいので使いこなせたら心強いですよね…

最後にBassに限らずUK Hardcoreを作るのに役立つ動画をあげておきます。

YUKIYANAGI - Making UKHardcore in 25minutes

HiroHiro - 今っぽい(?) UK Hardcoreのリードの作り方