自己流付け焼刃Vocal Mix解説 part1
Vocal Mixとは何?
オケが完成して早速vocalを直接乗せた! はたまた歌ってみた動画を投稿するためにオケに収録した歌を乗せた! でもvocalがオケから浮いて聞こえる…単純に聞きずらい…なんて経験ありませんか? Vocal MixはVocalをオケになじませ、歌を心地よく聞けるようにする処理です。 Vocal Mixがある程度できると、歌ものを制作したときのクォリティが上がるので覚えて損なしです。
※説明の前に
これはあくまでもNettleのやり方です。 人によってVocalMixはいろいろな手順があります。 正直自分は正解ではないとは思うので、いろいろな人のやり方を参考にしたいです。
歌唱ソフトの歌をMixしてみよう!
ここからは実際にMixしながら説明していきます。 曲目はターミナル/ぬゆりです。
vocalはsynthesizerVの花隈千冬(体験版)です。 ここでMix前の歌を聞いてみましょう。
Mix前の歌声
kawaii(小並感)
しかし、このままオケと合体するとこうなります
……なんかぱっとしなくね? まさに浮いている状態だし、声にきらびやかさが足りないし、子音が引っ込んでる感じがするし、音量上げないと聞こえづらいし、空間がオケに追い付いていない… 何回かに分けて解説して最終的にはここまでにしてみます。
Mix後
ハモリは比較のためつけていないですが最終的に解説する予定です。 まずははじめのエフェクトから!
1.コンプレッサー
音量バランスを平坦にして、オケが混ざっても聞こえやすくします。 また、attackを調節することで子音部分を少し強化してやりましょう。
一つのコンプでまとめて調節してもいいですが、 凝るなら、強すぎるピーク(大抵はattack部分)を良い具合に抑えるコンプ(attack短,ratio高,threshold浅)の後に、抑揚と子音を調整するコンプ(attack 15ms~40ms,ratio 2~4,thresould 適宜,knee 適宜)でやるといいです。 attackが多少長くても、マルチバンドコンプレッサーでか行とさ行はあとで調整します。少し余裕があった方がいいでしょう。
コンプレッサーの使い方はインターネットで学ぶなり、Lemさんの記事を読みましょう! t.co
歌声をコンプで調節するとこんな感じ
音量が良い具合に平坦になりました。
まだvocalがもこもこした感じだけど今回はこのくらいで 次回でもこもこをとあるエフェクトで解消します。
次回、EQと急に歌がうまく聞こえる倍音成分
盛大にネタバレしたところで終わります。