Tsukuba DTM blog

筑波大学作曲サークル DTM Lab. のブログ

コミケ出ます

ばなです。
◎あなたのサークル「MXO制作委員会」は、土曜日 東地区“ペ”ブロック-43b に配置されました。 
ということで、冬コミ12月31日にコミケに出ます。

MXO制作委員会は、僕が高校の同期と2022年6月に設立した総合文化サークルになります。サークルメンバーは現在3人です。
同人誌と、シングルCD(どちらも新作)を頒布します。

DTMサークルの記事なのでシングルCDから紹介しましょう。

シングルCD『Anime Trance 2(タイトル仮)』

メンバーのひとりTyaxonom氏は、現在大学を休学し日々DTMに打ち込むニートをやっているそうです。 その甲斐あってかうまくいっているらしく、Twitterトーフビーツにフォローされたり、Sound CloudでHirihiri氏からコメントが付いたと喜んでいました。 そんな中リリースするのは今回のメインコンテンツになる同人誌に相応しくカオスで楽しいトラックを提供してくれました。 現在制作しているらしいレーベルに送るようのEPの試金石となるといいなと思います。試聴/ばな/anime_trance_2_2022-12-14_2127.mp3

同人誌『さんぷるキューブ/Sampling Cubes』

以下の話はサンプリングなどと言っていますが結局のところ権利侵害コンテンツですので苦手な方は見ないでください。(以下DTMは出てこないので最近僕がハマってる曲を聴きながらでも見てください。)

僕ともう一人のメンバー肉うどん氏とが中心となって作ったのが同人誌です。この同人誌はばなが新開発した技法「女児本サンプリング」の発表作になります。

表紙

女児本サンプリング

女児本サンプリングというのは、世に実は売っている女児向け児童書(以下女児本)から、キャラクターを切り抜いてきてミームで使われる画像の様に活用するということです。

ぼくは、画像をくどいくらい使うオタクブログが愛読書です。そこで頻繁に使用される漫画やゲームの切り抜きミームはノリは別にして表現技法として大好きです。 理由はまず目のデカいキャラクターがいると、そこに視線が誘導されるので文章が読みやすくなること。 そして、脈略もない変な画像は単純に面白いからです。

しかし、書籍を作るとなるとミームを使うのに問題点(著作権的な問題はいったんおいておく。)が多くあって、一つは全体の雰囲気がまとまらないこと。二つはその元のキャラクターのコンテクスト(名前・性格などなど)によって喋らせる内容などが限定されてしまうという問題があった。

しかし、ある時書店で児童書を漁っていたら、とてつもないページと出会った。 それがこれである。

ここの挿絵として挿入されている画像のキャラクターは名前や性格などの設定が一切なくこのページにただたんに「面白いから」「わかりやすいから」としか目的として考えられない方法で挿入されている。このページに出てくるキャラクターは「設定に対して推す」「属性を推す」の様な現代のキャラクター観を完全に逆行したパンクなキャラクターだと思い感動した。
この女児本の画像は文章が読みやすくなること、面白いことの条件は満たしつつ、女児本から抜きさえすれば、世界観がまとまらないこともなく、キャラクターのコンテクストも悪目立ちすることがないと思い、これを切り抜いて、サンプリングすれば絶対に本として成立すると思いました。
 

サークルメンバーと協力して実際に作ったページ(製作途中のものです)

 

 


内容はオタクブログの書籍化なので、カードゲームの話をしています。
 

東方改変PVの影響

この動画のような東方改変PV系の文化は女児本サンプリングにとっては同業者だと思っています。
今回の表紙でも、見習って改変を行いました。
 

終わり

今回のブログは以上です。
MXOはMajiAnxious の略です。心配になるけれど面白いような作品が作れたと思います。
宣伝しときます是非買いに来てください。

https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/16821262
「MXO制作委員会」は、土曜日 東地区“ペ”ブロック-43b