Tsukuba DTM blog

筑波大学作曲サークル DTM Lab. のブログ

Tsukuba DTM Lab.メンバーの機材事情

こんにちは

Stay Home週間ももう終わりですが、マジでやることなくて無限にあつまれどうぶつの森無人島開拓してる会長のRerohmです。(曲かけ)

 

さて今回の記事はタイトルの通りメンバーのDTM機材事情についてアンケートを取ったので、それについて書いていこうと思います。

 

DTMに必要な機材って?

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Rerohm宅の要塞

以前記事に書いた通り、DTMを始めるにあたってはパソコンとイヤホン・ヘッドホンだけあればとりあえず始めることができます。

しかし、あるといいアイテム・場合によってはマストアイテムなものもあるのも事実です。

 今回は+αであるといいアイテムについてTDL.のメンバー10人にアンケートを取ってみました。

パソコン

もうすでに持っている人も多いとは思いますが...

ノートかデスクトップか

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10人9人がノートパソコンを使用していました。

大学に持ち出すパソコンと兼用している人が多いようです。

OS

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OSはWindowsが優勢です。一方でMacを使用している人も。

多くのソフトウェアはWindowsに対応しているのでこちらを選ぶのが無難かと思いますが、MacではLogicという比較的安価で高品質なDAWを使用できるというメリットがあります。

CPU性能

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CPU性能はソフトウェアシンセの動作や、DAW自体の安定性に大きく影響します。

回答した10人全員がCore i5以上の性能のCPUを搭載したパソコンを使用しているようです。

 

メモリ容量

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メモリ容量は一度に読み込める波形データの量に影響を及ぼします。

回答した全員が8GB以上のメモリを搭載したパソコンを使用しているようです。

ストレージの種類と容量

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ストレージは保存できるデータの量に影響を及ぼします。

またHDDよりもSSDのほうが読み出し・書き込み速度が速いので、快適に動作します。

しかし一般にHDDのほうが安価で大容量なので併用して使用する人も多いです。

多くのメンバーがSSDを搭載したパソコンを使用していますが、同時にHDDも搭載しているものを使用している人もいるようです。

ストレージ容量は500GB以下と意外と少ない人が多いようです。

内臓のストレージは少なくても、外付けハードディスク等を使用して容量を確保している部員も多いです。

 

モニターヘッドホン

普通のヘッドホンと何が違うの?というと、音の正確性が違います。

普通のヘッドホンの中には重低音が強化されているものなど、元の音源から音の特性をまるっきり変えてしまうものもあります。

こうしたヘッドホンで曲を制作・ミックスをおこなってしまうと、ほかのヘッドホン・スピーカーで聴いたときに違和感のある音源になってしまいます。

一方でモニターヘッドホンは元の音源により忠実な音が鳴るように設計されているので、あると安心です。

回答したメンバーのほとんどが使用しています。

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一方で導入した時期についてはバラツキがあるようです。

他の人との音源の違いが気になり始めたら導入を検討してみるのがいいと思います。

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モニターヘッドホンの機種は人それぞれ異なりますが、AKG K240 Studioがコストパフォーマンスがよいからか使用している人がちらほら。

自分は「業界標準」といわれている(要出典)をSONY MDR-CD900STを使用していますが、正直おすすめしません...(長時間つけてるとめちゃくちゃ耳たぶが痛くなる)

www.soundhouse.co.jp

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モニタースピーカー

モニタースピーカーはモニターヘッドホンと同じように、より元の音源に忠実な音が出るように作られたスピーカーです。

結論から申し上げると、あんまり持ってる人いません。

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持っている人でも導入は始めてからかなり後の人が多いようです。

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ちなみにモニタースピーカーを持っていることのメリットは、音の定位(楽器の左右の位置)が正確に把握できるだとか耳が疲れにくいだとか諸説あります。

余裕ができ始めたら導入してみるのもいいかもしれません。

 

オーディオインターフェース

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Rerohmの使用しているRoland DUO-CAPTURE EX(生産終了)



オーディオインターフェースはパソコンからの音を出力、また外部の楽器やマイクの音をパソコンに入力することのできる機材です。

パソコンのイヤホン端子・マイク端子じゃダメなんか?と思うかもしれませんが、これもパソコン内部で処理された元の音源により忠実な音で楽曲制作を行うための機材です。

またギターの音やマイクで拾った音を録音するのであれば必須です。

メンバーの多くは所持しているようです

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一方でこちらも導入時期はまばらです。

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機種は圧倒的にSteinberg UR22 mkIIが人気です。

ちなみにこちらを購入するとCubase AIを手に入れることができます。

最近後継機種のUR22Cってやつが出たりもしてます。性能はこっちのほうがいいみたいですが、USB3.0でないとバスパワー駆動ができないようです。

オーディオインターフェースを購入すると付属でDAWがついてくることが多いので、最初に購入するのもオススメです。

www.soundhouse.co.jp

 

www.soundhouse.co.jp

MIDIキーボード

 MIDIキーボードはパソコンに接続することでソフトウェアシンセを鳴らしたりすることができるピアノの鍵盤の形をしたキーボードです。

MIDIのリアルタイム入力・ステップ入力や、音色の確認などにあると便利です。

回答したメンバーのほとんどが所持しているようです。

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またこれに関してはすぐに導入した人が多いようです。

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機種は安価で小型のKORG nanoKEY 2、フル鍵盤サイズのM-AUDIO keystation49などが人気です。

特にKORGMIDIキーボードを購入すると、下記のソフトウェアを無料で入手することができるので非常にオススメです。

  • KORG M1 Le:往年の名器KORG M1を再現したソフトシンセの廉価版
  • Ozone Elements:マスタリングソフトの簡易版
  • AAS Lounge Lizard Session:エレピの物理モデリング音源
  • AAS Ultra Analog Session:アナログシンセ音源
  • AAS Strum Session:エレキギター・アコギの物理モデリング音源
  • UVI Digital Synsations:80~90年代のデジタルシンセ4機種を再現した音源

いずれもVST、VSTiなのでそれに対応したDAWが必要ですが、かなり即戦力になる音源なのでオススメ。

www.soundhouse.co.jp

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以上がアンケートの結果でした。

参考にしてもらえれば幸いです。

それでは、アデュー!