Tsukuba DTM blog

筑波大学作曲サークル DTM Lab. のブログ

個人的に好きなコードPart1(12/2)

個人的に好きコードPart1

※この記事は事前知識としてディグリーネームを理解しているものとしています。

皆さん好きな和音ってありますか?

……

まぁ無くて当然ですよね。 でも皆さんが曲を聴くとき「ここの雰囲気好き」とかはあると思います。 その雰囲気が和音によってもたらされていたら、それってその和音が好きってことですよね? そこで個人的に好きなコードを紹介しようという記事です。 作曲に応用出来るようになるべく実用例も紹介していこうと思います。

○7(#9)

今回紹介するコードは○7(#9)です。 ジミヘンコードと呼ばれているこのコード。なんと言っても7thと#9thが完全四度なので響きが好きです。どこか不気味な雰囲気もあります。展開形が緊急地震速報に使われているようです。 実用例を見ていきましょう。

実用例

IV→III7(#9)→vi→V

サブドミナントIII7の代理として使えます。 キメの部分に使うと効果的です。 丸サ進行の改造にも便利でしょう。

III7(#9)→III7(♭9)→vi

テンションを下げることで緩やかに解決することもできます。古典的なジャズで見られるようです。個人的に好きな用法です。

V7(#9)→V(♭9)→I

それに付随してこの用法も好きです。○7(#9)であれはドミナントの代理として使えます。テンションがオルタードスケール上を動くのでオシャレです。

まとめ

○7(#9)はここぞという時にドミナントの代理として使うと効果的 テンションを動かしてオシャレにするも良し 丸サ進行を改造するのに便利です